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校長メッセージ

女子教育一筋
生徒一人ひとりを高める教育内容

 平素は本校の教育にご理解とご支援をいただき、ありがとうございます。心より御礼申し上げます。
 私自身、着任以来、あらゆる角度から本校の教育を見つめてきました。また、改革すべき点は改革に努めてきました。特に、本校は女子教育一筋に72年の歴史と伝統があります。この歴史と伝統をさらに発展させ、これからの社会を逞しく生きていく、広い視野をもった女性を育てるべく、中高一貫した教育内容の充実に努めて参ります。
「男女共学」が趨勢となりつつあるなか、女子校としての希少価値は、今後益々高まっていくと確信しています。本校教育の特色をより鮮明化しながら、以下の基本方針に基づき、具体の教育活動を展開していく所存です。

◎「知・品・健」を備えた女性を育成する教育をすすめます
 本校は「明るく 清く 正しく 強く」を校訓とする女子校です。
 現在、わが国は男女共同参画社会のなかで、女性が社会で活躍する場は増加したものの、組織のリーダーは大半は男性が占めている現状がある等、日本はまだまだ「男性中心の社会」となっている現状があります。
 こうした現状をふまえ、社会に有為な女性を育成するため、「知性と豊かな情操、品性を身につけ、健康でいきいきとした活力あふれる女性を育成する」を教育方針とし、女性の自立と社会参画に向けた教育活動を展開しています。
 本年度からは、中学校では、茶道、華道、着付け、書の作法等日本の伝統文化を通して、場に応じた所作を体得させるとともに、女性を意識しながら自分の将来を具体的にイメージする教育活動を展開していきます。
 また、高等学校では、学校設定科目として「女性学(女性の学び)」という科目を設け、「女性と社会」「女性史」「日本文学における女性」等の講座を通じ、女性としての生き方について考える授業を実施して参ります。

◎生徒の将来に責任をもった教育をすすめます
 現代の世相を反映し、「夢」が持てない、持ちにくい子どもたちが増えてきています。
 本校では「個性を見つめ、一人ひとりの夢を実現する」ことを教育目標とし、中学校、高校6年間を自己形成、自己探求、自己実現準備の期間として捉え、将来の自分を具体にイメージさせ、そして、早い段階に「夢」を「具体の目標」に設定できるようにし、目標実現のために生徒を徹底的にサポートします。
 そのために、中学校では「7つの習慣J」のプログラムを昨秋から試行的に実施し、本年度より本格的に実施しています。一人ひとりの生徒には無限の可能性と力があります。その潜在的な能力を引き出すスキルを身につけるのが、このプログラムです。「7つの習慣J」の授業を通して、より良い人生を歩むための物の見方や行動力を育みます。
 また、中学校段階から園田学園女子大学との連携を一層強化し、出口を明確にしながら、生徒の将来に責任をもつ教育をすすめます。

◎生徒一人ひとりに寄り添った教育をすすめます
 12歳から18歳と言えば、人生で最も多感な時期であり、人間関係等に悩んだり、自分自身に迷ったりする時期です。
 本校では生徒が発する様々なサインを教員がしっかり受け止め、生徒が抱える問題の解決や克服に向けて、手間と時間を惜しまずに生徒を支援します。
 また、最近は、コミュニケーション力の不足から自分の気持ちを伝えにくい、他者の気持ちを受け止められない等により人間関係が上手く築けない子どもたちが増えつつあります。
 本校では、多彩な行事や体験的な学習、部活動、生徒会活動を通した感動体験を積み重ね、自信とやる気を喚起させながら、コミュニケーション力をはじめ自尊感情や規範意識、社会マナー等のソーシャルスキルを育むための教育をすすめます。

◎わかる授業、楽しい授業をすすめます
 学校は授業が命です。「わかる授業・楽しい授業づくり」をすすめます。
 生徒にとってわかる授業、楽しい授業とはどうあるべきか、教員が不断の研鑽をし、基礎学力の定着を図るとともに、自学自習の習慣化を進めます。
 授業アンケートを実施し、生徒の評価を真摯に受け止め、全ての生徒が「わかった」と体感できる授業を創造します。
 具体には、生徒個々に学びの意欲を引き出すために、「必要感・期待感・受容感・有能感・満足感」を授業五感と位置づけ、この五感が実感できる授業づくりをすすめています。
 特に、中学校では学習の習慣化を進め、全ての生徒が本校特進に進学できる学力をつける取り組みを今年度より開始致しました。また、高校特進コースも一部カリキュラムを見直し「部活動もし、難関大学進学もできる」ようにします。
 総合進学コースは園田学園女子大学内部進学を基本に、学力向上を進め、全ての生徒の進路を確実に保障していきます。

◎海外研修等体験的な学習をすすめます
 机上の学習だけでなく、さまざまな体験的な学習の機会を計画的に設定し、日々の教室での学習が具体の場面で活かせる教育をすすめます。
 特に、国際化の時代である今日、中学校は三年生全員が約二週間、高校は希望者が約一ヶ月、それぞれニュージーランドのクライストチャーチにある園田学園独自の施設を活用した海外研修を実施するなどの体験的学習をすすめています。
 今後は、姉妹校であるニュージーランドのヴィラマリア高校との連携を深め、ヴィラマリア高校からの留学生の受け入れや、本校からの留学制度についても、積極的に進めていきたいと考えています。
 そして、国際感覚を中学校段階から身につけさせ、広い視野をもった女性の育成に努めていきます。

 

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校長  熊谷 年夫